工房ブログ

時代箪笥のディスプレイケース

2019.1.12

お客様からご依頼を頂いた時代箪笥のパーツを使ったリメイク例をご紹介致します。

メインの材料となるのは、米沢地方で作られた衣裳箪笥の鏡板(かがみいた/引出しの前面部分)。時代箪笥では各地方の特徴が最もよく表れる、いわば箪笥の顔となるパーツです。


この鏡板に引出しの本体を新たに作製し取り付けます。

ついで引出しが入る収納部本体も新たに作製しました。


全体に塗装を施します。

今回はお客様の大切なコレクションのディスプレイも兼ねたいとのご要望から、内部の目立ちにくい位置にリモコンでの点灯が可能なLED照明を2基設置しました。

最後に、収納部をオリジナルの鉄製フレームにはめ込み完成です。


お客様のご要望で製作した創作度の高い家具ですが、100年前の時代箪笥の魅力を現代的な機能を持ったインテリアとして活かせた好例ではないかと思います。

可ナル舎では、テーブルや椅子、キャビネットなど現代の様々な木製家具の修理に加え、時代箪笥を始めとする和家具・建具類、また西洋アンティーク家具の再生・リメイク・ご要望に応じた加工を幅広く承っております。お見積りは無料です(出張の場合を除く)。ご興味のある方は是非お気軽にお問合わせ下さい。


お問い合わせ:可ナル舎
TEL:042-335-5253
E-mail: kanaru-sha@akariya.co.jp
Address:東京都府中市白糸台1-26-4[map]
[Open] 10:00~18:00

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欄間のローテーブル

2019.1.10

昨年末にお納めしたローテーブルをご紹介致します。

以前骨董祭で小箪笥をご購入頂いたお客様から欄間のリメイクをご依頼頂きました。

欄間はお客様がお持ちだった物。

サイズやデザインのご要望をお伺いし、ガラストップのはまり具合や全体のバランスを考慮し、木で天板外枠を、アイアンで脚を作製致しました。

枠は欄間と同じ様に留め(斜め)の組手で。

欄間に色を合わせて、テーブルトップ仕様としてウレタン塗装を施しました。

シンプルかつ強度を考え脚を特注。

塗装を施し取り付けて、ガラスをはめて完成!

お客様のイメージに沿った家具が出来上がり、最初からあった様にしっくりと納まりました。

可ナル舎では販売品の修理だけではなく、建具や箪笥のリメイクも行っております。

ご興味のある方は是非お問合せ下さい。

可ナル舎
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ダイニングテーブル修理

2018.12.10

お客様から修理をご依頼頂いたダイニングテーブル。

再塗装によってテーブル本来の木の魅力が甦りました。

各種木製家具の修理のご依頼・お問合せはお気軽にどうぞ。

可ナル舎 家具修理工房:
Tel: 042-335-5253
http://kanarusha.com/repair/index.html#exp
https://www.facebook.com/kanarusha.repair/

時代箪笥リメイク品の納品

2018.11.11

先週の14周年記念SALEは皆さまのお蔭で盛況のうちに幕を閉じることが出来ました。ご来店、お問合せ頂いたお客様、誠に有難うございました。遅ればせながら御礼申し上げます。

そして本日はご購入頂いたお品物をお客様のご自宅に納品させて頂きました。
その中でも今年の春から可ナル舎が取り組んでいるリメイク家具の納品をご紹介させて頂きます。

以前から、いくつも可ナル舎のお品物をお選び頂いているK様。
今回は庄内箪笥の抽斗をリメイクし、アイアンのフレームに組み込んだ小ぶりなサイドボードをご購入頂きました。
↓可ナル舎に展示していた際は床置きでこのような見え方でしたが・・・

お客様のアイディアは一段高い窓辺のスペースに!

あつらえたかのようにピッタリと納まりました。
そして、これから何を飾るかをご夫婦でお話されてる様子を拝見し、何ともうれしい気持ちになりました。納品は私達だけでは考えつかないアイディアや喜びを頂ける貴重な時間です。
K様有難うございました!

今回は可ナル舎で考え、リメイクした家具でしたが、
お客様からのオーダーも受け付けております。
サイズやフレームの構成など、お気に入りの家具を使いご要望のサイズに。時代箪笥を使った一点物のオーダー家具は是非ご相談下さい。

次回はワイン収納用水屋箪笥の納品をご紹介致します。

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お問合せはこちらまで↓
可ナル舎
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杜の都の一世紀

2018.9.27

仕入れ直後の桐の仙台箪笥、

杜の都で幾世代、100年以上の期間にわたって使い込まれた痕跡が、褪色という姿で表れ、素材という形となって現れました。

木と鉄という自然素材だけによって作られた時代箪笥の100年後の姿です。

輝くように直そうか、

枯れた風に直そうか、

用途や空間に沿った修理方法のご相談もお受け致します。
ご興味のある方はぜひスタッフまでお声掛け下さい。

可ナル舎HP:https://kanarusha.com/

「箪笥バリエーション」考

2018.9.16

今から約100年前、明治期に製作された米沢箪笥です。
古く平家の家紋に由来するとも言われるアゲハ蝶の文様を飾り金具にあしらった、和箪笥らしい端正な表情が魅力です。


写真は二段式衣裳箪笥の下段、オリジナルの鉄製スタンドを付けていない状態です。
大ぶりの引出し二杯からなるシンプルな構成のこの箪笥も、引出しの組み合わせパターン次第で様々な使い方を考える事が可能です。
1.上段を外した場合/ベーシックなサイドボードに
2.下段を外した場合/下段に書籍など重量のあるものや、上段デッキ+下段ソフト類の組み合わせなど
3.段数を増やした場合/収納量は1.5倍に、下から引出し・棚・盆の多用途な収納スタイル

このように大きな改造を加えなくても、引出しの組み合わせ方を工夫する事で、引出し式の衣裳箪笥をラックや棚としてもお使い頂く事が出来そうです。3の場合、ただ引出しを上に載せただけでは使い勝手があまり良くない為、固定や上蓋の追加作製、場合によっては金属製のフレームを作製してお好みのデザインで一体化する事も考えられるでしょう。

その他にも、用途に応じて棚板や仕切り板の内部への取付け、配線用の穴開け、引出し前板を再利用した前面蝶番扉への加工など、大小様々なご要望に対応する事が可能です。

→引出しの前板を蝶番扉に加工した製作例はこちらhttp://kanarusha.com/info/archives/17449
時代箪笥をインテリアに取り入れながら生活の必要に合った使い方をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談頂ければと思います。

「再生と継承」のこと

2018.9.12

こちらは新たに入荷した桐製の時代箪笥。

ご覧の通りまだメンテナンス中のため金具のパーツが一部外された状態ですが、均整の取れたシンメトリカルなデザインが秀逸です。

正面の扉を開けると大きな引出しと小物用の引出しが二段ずつ。
扉は取付け前ですが、蝶番で左右に開く観音扉になっています。

アンティーク家具の場合、必ずと言ってよいほど迎える修理(商品化)前のタイミングは、その家具の可能性を一から考え直してみる絶好の機会です。

「経年変化の味をなるべく残した修理方法を事前に相談できるかな?」

「毎日の使い勝手も考えて扉を取り外せるように変更は可能?」

「スタンドの有無や高さは自由に選べるの?」

アンティークとしてのオリジナリティを大切にする事も、現代の生活に合った要素を適切に加える事も、それぞれに稀少な時代箪笥を未来に受け渡す方法ではないかと思います。

一つ一つの時代箪笥がその価値に相応しい扱いを受けられるよう、可ナル舎もそうした判断を日々繰り返しています。



こちらの商品はオンラインショップでも近日ご紹介予定ですが、お問合せも随時お待ちしております。

皆様の自由なアイディアや疑問を、是非私たちにも教えて下さい!

小暑の候~工房便り~

2018.7.15

小暑の候、W杯も佳境を迎え、すでに盛夏の趣を感じるこの頃。

古今東西様々な家具の修理依頼に加工にと、日々慌ただしく働くも、当工房ブログの筆は相変わらずのマイペースです。

さて、今日皆様にぜひご覧いただきたいのが、こちら山形県米沢地方の衣裳箪笥(上段部分)。中央の飾り金具に覆輪(円い縁取り)をまわした揚羽蝶の文様があしらわれていることから「蝶覆輪」の名で呼ばれる、明治~大正期の代表的な時代箪笥の一つです。

一見すると、弊社のスタンド付き箪笥と同じスタイルで、特に変わった所は無いようですが・・・

なんと引出しが・・・上下方向に展開!

こちらはN様のご注文により、本格的な時代箪笥をリビングで使用するAV機器用の収納ラックに作り替えたアンティーク・リメイクです。
ご依頼主のN様は、もともと昔の和箪笥に並々ならぬご興味をお持ちのお客様。ご自身の和箪笥への思いから、一般的にはあまり結び付けられない「和箪笥」と「AV機器」の融合を、この見事なアイディアで私達にご提案下さいました。

私、伊東にとっても、これは初めての試み。作業着手から細かな試行錯誤を重ね、ディテールに神は宿るという言葉も再認識することに。

今回、特に気を遣ったのが金具です。引出しを丁番による開閉式へ作り替えるにあたって、いかに金具を目立たせず、オリジナルの印象を保てるかが仕上がりを決定すると考えました。一般的な平丁番を使った場合、作業自体は比較的容易ではあるものの、本来の外観には無い軸部分が表に見えてしまうことから、ここは敢えてドロップ丁番を選択。結果として集中力を問われる作業になりましたが、納得の仕上がりとなりました。

「二つ目のこだわり」

開閉式とは言うものの、問題は「扉」になった引出しがどう動くかです。下に向けて開くため、オープン時にまったく抑えが効かなければ、手を離れた扉はバタン、と急に開いてしまう。ドアクローザーのない玄関扉を想像していただくと分かるように、ちょっと危ないですし、せっかくなら開閉の動き自体にも上質感を求めたい。
そのように考え、スーッと開くタイプのステーを選択。シンプルな構造で上質な動きを見せてくれる所はさすがのメイドインジャパン。とはいえ時代家具での使用を想定していないパーツであるため、メーカーさんの説明書に従って取り付けてしまうと今度は錠前の位置が噛み合わなくなってしまいます。そうした調整もあって最後まで気の抜けない作業となりました。


背面には配線用の穴

いざ完成してみると、やはり表から見えないタイプの丁番を選択したことは正解だったようです。もとの時代箪笥の外観を完全にキープしたまま、引手に手を掛け開くや否や、100年前の昔の引出しと思っていたものが、実に滑らかに、自動的にオープンする様子には、驚きだけでなく、ちょっとした快感も。粘りのあるステーの動きにも無駄がなく、ただ扉を開くだけの動作が予想以上に気持ち良く感じられました。
やはり感覚的な心地よさも、身近に使う家具にとっては大切な要素なのだと改めて納得できました。


 
後日、お客様からお送り頂いた納品後のお写真を拝見して、新しい試みをご依頼いただけたことに、改めて感謝と、手ごたえを感じた一件となりました。N様、ご依頼どうもありがとうございました。


工房・伊東

姿見にする

2018.2.18

立春、薄氷のころ、オリンピックに湧いております。
いまだいつかの大雪の名残で、とけきれない雪があったりします。
まだまだ地方によっては大雪の影響を受けている方々もいるのでしょう。

さて、工房、わたわたと過ごしております。
そんな中、リメイク品のご紹介。
以前可ナル舎で内装のお手伝いをした美容院様をご覧になられたお客様。
当初ご来店頂いた時は、古材を使用して大きな姿見を作れないかとのことでした。
しかし、こちらで持っている古材ではなかなか枠を作るには難しく、
手持ちの商材で大きなガラス戸があったので、そちらのガラス戸を鏡に換えてはいかがでしょうとご提案、お話が進みました。


こちらがそのガラス戸。本来横長の向きですが、縦長の向きで使います。


全体クリーニング、さっぱりさせまして。


ガラスを抜いて、鏡をはめ込み、裏にボードをあてがい、


上部に転倒防止のフックを取り付けられるように古い丸環を。
個人的にはこの丸環を取り付けた事が肝かと。


使い込まれた木材の質感と合って、表情もついた気がします。


で、さっとオイル仕上げ。
納品です。


随所にこだわりが伺えるお宅に納められました。
仕上がりもご満足頂けるものとなり、喜んで頂けました。

時には、こんな風にお客様の求められるモノを可ナル舎の商材をアレンジする事でご要望にお応え出来るかもしれません。

(担当・伊東)

年末年始営業日/定休日のお知らせ

2017.12.27


可ナル舎は本日をもちまして年内の営業を終了致しました。

この一年、骨董を通じて日本の文化をそれぞれに愛してやまない皆様との出逢いに、可ナル舎はいつも大いなるインスピレーションを頂いて参りました。また来たる新たな年にも、私たちは先人達から託されたこの骨董というすばらしい遺産を通じて、美しいものを愛でる尊い心を、皆様と日々心をあらたに共有して参りたいと思います。

皆様、今年も誠にありがとうございました。来年も実り豊かな一年となるよう、スタッフ一同、皆様のつつがない迎春をお祈り申し上げます。
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<年末年始の営業のご案内>
12月28日(木)~1月6日(土)は冬季休業のため店舗・オンラインショップ・工房のすべての業務をお休みとさせて頂きます。休業中のメールでのお問合せにつきましては、1月7日(日)より順次返信させて頂きます(お問合せが多数の場合、一両日お待ち頂く場合がございます。何卒ご了承ください)。

<水曜定休日について>
平成30(2018)年より、可ナル舎は毎週水曜日を定休日とさせて頂くこととなりました。府中店舗・オンラインショップ・工房の営業はお休みとなりますので、ご来店の際はご注意ください。ご理解の程お願い申し上げます。