修理(抽斗奥詰 組継ぎ)

工房の伊東です。

立春はきたもののまだまだ寒いです。
店先のつくばいにはった水もちょいちょい
氷っていたりする日が続きます。

そしてげんなりする事に
この寒さも明ける頃には花粉がたいそう舞うそうで
寒いのもいいかげん過ぎてほしい所ですが
その次に花粉…多くのタンスに杉材が使われて、
四六時中材料は触れているんですが、
花粉への免疫はてんでできません。

さて、本日は抽斗の奥詰についてでも。
以前は組まれていない抽斗の奥詰について書いてみましたが
今回は組まれた抽斗。
本体はこの様な仙台箪笥。

その抽斗がちょこんと出っ張っています。

そこで抽斗の奥行を縮めて抽斗の出っ張りを調整
する事になります。
まず抽斗の背板にあたる先板と側板が二枚、三枚の組継になっています。

これらをバラします。

で、登場しますはこちらのジグソー
こちらの力を借りましてザクザクと
欲しい奥行分までカットしまして
これではさすがに荒いので例により
ノミできれいにきれいに
ってほどきれいでもありませんが…

そして組み直して余分な所を切って削って
木釘で打って等々こんな具合に
抽斗の内側はこんな具合に

奥行が縮まった分、飛び出た底板
これを前板がそろう様に切って削って調整すると

こんな体で収まります。
ここまで一通り書いてみましたが、何て雑な説明かと反省。
せめて手をかけてるんだねと思っていただければ幸いかと。