「箪笥バリエーション」考

今から約100年前、明治期に製作された米沢箪笥です。
古く平家の家紋に由来するとも言われるアゲハ蝶の文様を飾り金具にあしらった、和箪笥らしい端正な表情が魅力です。


写真は二段式衣裳箪笥の下段、オリジナルの鉄製スタンドを付けていない状態です。
大ぶりの引出し二杯からなるシンプルな構成のこの箪笥も、引出しの組み合わせパターン次第で様々な使い方を考える事が可能です。
1.上段を外した場合/ベーシックなサイドボードに
2.下段を外した場合/下段に書籍など重量のあるものや、上段デッキ+下段ソフト類の組み合わせなど
3.段数を増やした場合/収納量は1.5倍に、下から引出し・棚・盆の多用途な収納スタイル

このように大きな改造を加えなくても、引出しの組み合わせ方を工夫する事で、引出し式の衣裳箪笥をラックや棚としてもお使い頂く事が出来そうです。3の場合、ただ引出しを上に載せただけでは使い勝手があまり良くない為、固定や上蓋の追加作製、場合によっては金属製のフレームを作製してお好みのデザインで一体化する事も考えられるでしょう。

その他にも、用途に応じて棚板や仕切り板の内部への取付け、配線用の穴開け、引出し前板を再利用した前面蝶番扉への加工など、大小様々なご要望に対応する事が可能です。

→引出しの前板を蝶番扉に加工した製作例はこちらhttp://kanarusha.com/info/archives/17449
時代箪笥をインテリアに取り入れながら生活の必要に合った使い方をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談頂ければと思います。