唐木棚の修理~納品【工房だより】

こんにちは、修理工房の伊東です。

先日は可ナル舎ショップで年に1度の大きなイベント(13周年大感謝セール)もあり、工房の方も慌ただしくしておりましたが、今日は久しぶりに工房ブログを更新したいと思います!

今回のお品物は、いわゆる「唐木(からき)」と呼ばれる、南洋由来の銘木を材料に使って作られた古い飾り棚です。
ご依頼主様のご家庭で代々受け継がれ、この度、新居にサロンスペースを設けられるにあたって、そこで活用したいとのお考えから工房に修理依頼を頂きました。

ご覧の通り、稀少な材を使い、前面には細かな装飾も施され、とても凝った作りの棚である事が分かります。ところが、細部に目をやると、長い年月が経つ間に開閉部の不具合や各所の割れ、全体の組みの緩みが生じてきている事に加え、それを無理に直そうと試みた痕跡もあり、それらを含めての全体的な手入れが必要だと考えました。

まずは、全体の組みを外し、いったん完全に解体します。
組み直しの際に取り違えが起こらないよう、各パーツには印を付けてあります。

解体と組み上げは、前後の手順をしっかりとイメージして、計画的かつ慎重に行う必要のある作業です。

下の写真は、傷んでいたパーツを修理したのち、元通り組み上げたところ。一連の作業の中では、抑えられていた木のクセが後から出てきてしまうケースもあり、今回も一つ一つそうした問題を検証・クリアしつつ、丁寧に作業を進めていきます。

修理を経て、無事お客様の新居へ納品となりました。今回は万全を期して私達がご自宅への搬入と設置まで行わせて頂きました。

新しい空間に納まった唐木棚。凛とした姿が印象的です。

当店でご購入頂いた相馬地方の衣裳箪笥(左2点)とともに。

これからも、寛ぎの空間をささえる一助となっていきますように。
(担当:伊東)

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