座卓へのリメイク

可ナル舎の新たな製作家具が新築のお住まいに納められました。

今回は、以前取材して頂いた雑誌「チルチンびと」の工務店の会に所属する大丸建設様からお話を頂きました。
新築を計画しているお施主様が
お持ちの古い裁ち板を座卓へリメイクしてほしいという御依頼です。
施主様のお母様が長年使われていた和裁用の裁ち板で、
思い入れ深い板だけに、新築のどこかに生かしたいとの強いご希望があり
カウンターにしようかなど工務店様といろいろ悩まれたそうです。
可ナル舎にとっても初めての製作でしたが、お気持ちやお話しを伺った上、
なんとか力になりたいと喜んで引き受けさせてもらいました。
その時、預かった元々の板がこちら↓

表面にはマチ針の穴がたくさんあり、施主様のお母様の
日々の頑張りが想像できます。
この長い裁ち板を二分割し、剥いで座卓にリメイクしたわけですが、
カンナで削ってみると…..
それはそれは綺麗なミズメ桜の良い木目が出てきていました。
普段は箪笥に使われるケヤキやクリ、スギを触ることがほとんどのため、
職人にとっても、いつもと違うやりがいがあったみたいです。

最後は割れを防ぐため、蝶々形をした「ちぎり」と呼ばれる補強も入れて、
天然のオイルで丹念に仕上げました。
なんとも、桜の木にはオイル仕上げが良く合いますね~。
ちなみに鉄の脚は、いつもお世話になっておる鉄鋼所に製作して
いただいてます。重量とバランスを見ながら、厚みや形に悩みましたが、
ちょうど良い収まりになりました。

和裁上手のお母様のことは、ご近所でも良く知られていた様で、
お客を招いた際にも、この座卓を眺めながら、思い出話しが弾みそうだと
御依頼のお施主様も喜んで頂きました。
今回は長年大事にされてきた道具を家具として生まれ変わらせるお手伝いをさせて頂き有難うございました。

可ナル舎では時代箪笥の修理以外にも、家具のリメイク・修理を承っております。
基本的には無垢材の物を対象としておりますが
思い出の家具をお持ちの方はお気軽にご相談ください。

大丸建設さまのブログにも載せて頂いております。
http://kkdaimaru2.blog85.fc2.com/blog-entry-367.html